- 高血圧症
治療目標は、動脈硬化・心疾患・脳血管障害の予防です。まず生活習慣の改善を指導したうえで、目標値に達しない場合は適量の薬を使います。
また当院では、ご家庭で血圧ノートをつけていただき、そのデータに基づいて薬の服用時間や量を決めます。季節の変化や気温の変化に注意して対応しています。(※漢方診療)
- 糖尿病
食事療法が基本です。食事のとり方・量・内容などを細かく指導します。運動療法もそれぞれの方に応じたやり方を提案します。そのうえで目標値に達しない場合は適切な薬を選択します。定期的に血液検査の結果をみて、対話することを心がけています。
- 脂質異常症
脂質異常症のみで他疾患合併がなければ、生活習慣の改善を基本とします。血圧・糖代謝・年齢などと血液データを総合的に判断して服薬治療をします。頸動脈エコー検査で動脈硬化の評価をおこないます。
- 狭心症・心筋梗塞・脳梗塞
急性期は速やかに連携病院に精密検査や療を依頼し、安定期は当院で生活習慣病を厳密に管理し再発しないように注意深く経過観察します。
- 慢性心不全・不整脈
初期は連携病院に病状の程度判定や詳しい診断を依頼し、安定期は当院で経過観察します。ペースメーカーの管理もおこなっています。(※漢方診療)
- 慢性腎臓病
慢性に経過するすべての腎臓病の総称で、非常に多い疾患です。心血管疾患の合併にもつながり、進行度によって透析予備軍になります。生活習慣の改善・食事療法・血圧の管理をします。最近は進行を抑制する薬も使えるようになっています。
- 高尿酸血症
単に痛風関節炎を引き起こすだけでなく、腎障害や尿路結石の発症につながります。さらに高血圧症や脂質異常症の合併が多く、虚血性心疾患や脳血管障害の原因にもなります。生活習慣を改善してもなお基準値を超える場合、投薬治療をします。
- 気管支喘息・肺気腫・慢性気管支炎
気管支喘息は、症状の出方やアレルギーの有無などしっかりと問診して診断します。吸入ステロイド薬の使用が基本です。肺気腫・慢性気管支炎の原因のほとんどは喫煙です。禁煙など生活習慣の改善や腹式呼吸の指導もします。薬は吸入用気管支拡張薬を使います。
- 睡眠時無呼吸症候群
いびきや日中の眠気など、この疾患が疑われたときは連携病院に検査を依頼し、治療法を決めます。経鼻的気道持続陽圧療法の適応があれば、当院で導入することができます。
- 膀胱炎・過活動膀胱・前立腺肥大症
膀胱炎は、漢方薬と必要に応じて抗生物質を使います。(※漢方診療)過活動膀胱は尿意切迫感などの症状から診断します。また生活指導とともに服薬治療もおこないます。前立腺肥大症は初めての方は連携病院に検査を依頼し、その後治療方針に従って当院で経過観察します。
- 不眠症
生活習慣の改善が第一です。安易に薬に頼らず、できることから始めましょう。どうしても服薬の必要な方にはできるだけ依存性の起きにくい薬をお勧めしています。(※漢方診療)
- 骨粗そう症
箕面市立病院と連携し、骨量測定を詳しくおこないます。内服および注射療法にも対応しています。
- 各種がんの術後
箕面市立病院・市立豊中病院と連携し、術後の定期検査を共同でおこなっています。